2006年06月15日

緊張

コンクール間近なので、コバが経験したコンクールでの話など・・・

新人賞・優秀賞・最高賞と、どの段階に居て受験しても付いて廻るのが緊張

コバも新人賞を受けた時、かつて味わった事のない緊張にビックリした経験があります
その時は今の協会ではなく前の協会だったので、
役員席の中に登川誠仁さんや故・嘉手苅林昌さんなどがいらっしゃいました

北海道でイベントなどでステージで歌うのと違って、大勢の沖縄の人たちの前で歌うのです
それも沖縄民謡を熟知している先生方や民謡関係の人たちの前で
緊張といったら凄いものでした。
また当時は、ヤマトからの受験は珍しく
ヤマト顔はすぐ判るので、いろいろな人に声を掛けられ
「北海道からわざわざ!!」と驚かれていました
今とはずいぶん事情も違いますね
当時は「なんでヤマトゥンチューが好き好んでウチナー民謡を」と不思議がられたり
珍しがられたりしました
今は沢山の沖縄県外者がコンクールに参加します

それにしても、あの時味わった緊張感は忘れられません

その「緊張」ですが
緊張するのは、悪い事でもなく、また自分の中から無くすことも出来ません
一生懸命練習してコンクールに臨めば臨むほど緊張もプレッシャーも大きくなります
それだけ「自分」を賭けているからです
名のある歌舞伎役者も「舞台初日に緊張しなくなったら役者としておしまいだ」と言っています
緊張はして当たり前
無くそう無くそうとしたり、緊張しないぞと思えば思うほど
かえってそれに囚われ緊張感が強くなります
逆に心臓が緊張でドキドキしてきたら「さあー緊張するぞ!思いっきり緊張してやるんだ」
と正面切って緊張感に臨んだほうが
緊張のピークが一度訪れ,その後緊張の波がだんだん小さくなり引いていきます
「緊張しないぞ、緊張はいやだー」と思うより
「緊張してやる!」と思ったほうが緊張の波が早く静まります
これは神経症治療で有名な森田療法の考え方の応用です
それでも緊張感は全くなくなることはありませんが。

緊張を思いっきりして、その緊張を楽しんでしまいましょう


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Posted by コバ at 18:47 │教室