2006年05月26日

足元

「自分の足元を見なさい」
大工先生が数年前札幌にライブに来た際、語られた言葉だ
日本全国はもとより世界中を演奏して周り
いろいろな人々と接し、土地土地を見てきた先生ならではの実感のある言葉だった

なぜ道産子であるコバが沖縄の民謡に手を染めたのか
このまま進んでいってどうなるのか
色々と悩んでいる時に頂いた言葉だった

「世界の民族音楽を実地調査し学問とするのは、自分の生まれた国日本をよりよく知るためである」
日本に世界の民族音楽学を打ち立てた故・小泉文夫教授が
生前彼のラジオ番組NHK・FM「世界の民族音楽」で言われていた言葉である

最初は「ただ好きだから」「なんとなく心惹かれたから」から始まった
沖縄民謡へのアプローチ
そして最近使い古された感のある「癒しを求めて」
漠然としていた沖縄県外の人が何故沖縄民謡にハマリ
強く愛し、また勉強するのか
そんな明確な答えを今回、大工先生がRIKのインタビューで出してくれた
来月発売される「ジンターランド」のCDのコンセプトを解説すると言う形で。
県外者で沖縄民謡を学ぶものにとって、また沖縄民謡というカテゴリーを越え
全ての表現者にとって
何故貴方は表現をするのかという答えがここにある
RIK http://okinawa.rik.ne.jp/contents/okinawa/speak/daiku/index.html←をクリックして是非一読してください
足元
「ジンターランド 大工哲弘&ちんどん通信社」オフノート ON-58

足元を良く見つめ
そして廻りも良く見つめる

どちらにも偏らず、バランス良く保って
自己と沖縄を含めた様々なこの世界のありかたを探って行きたい

自分が唄を歌うこと、たとえそれが沖縄の民謡であっても、北海道の民謡であっても、
「自分の唄」にならなければ意味の無い事ではないだろうか


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この記事へのコメント
 今回の先生の北海道ツアー,どこの会場も沖縄民謡ファンで盛況で
した。しかし,残念なことに先生が北海道の民謡を歌ってくれても知っている人が非常に少なかったです。決して若者ばかりのライブではなかったの
ですが,反応は極めて乏しかったですね。この現象は北海道だけでは
なく,どこの地域に行っても同じであると先生は嘆いていました。
同じ国内とはいえ,何千キロも彼方の音楽には興味があっても足元に
ある音楽には関心を向けない。何かちぐはぐな感じがしますね。
なんて言っている私も差ほど北海道の民謡や文化にそれほど詳しい
わけでもありません。でも小さいときから江差が好きで江差追分は
今でも最高の北海道民謡だと思ってます。密かに「江差追分」VS
「とぅぱらーま」なんて企画が北海道でできたら最高の文化交流になるのでは
と思ってます(確か石垣ではあるんですよね)。
 わけの分からないこと書いてすみません。来月から毎週お世話に
なります。
Posted by HIRO.Y at 2006年05月26日 21:36
HIROさん
来月から毎週来るのですね
待っていますよ
Posted by コバ at 2006年05月28日 21:34