2006年04月16日
移動ドと音階の話(6)
三線の弦試(チンダミ=調弦)で二揚げ、三下げでは
西洋音階に置き換えて考えると、中弦はかならずド(根音)になります
したがって
四=ド、上=レ、中=ミ、工=ファ、五=ソ、六=ラ、七=シ、八=ド(ここでは二揚げ、三下げでは尺はないと一応しておきましょう。つまり尺=工とします。)
となり、さらに男弦は
二揚げの場合、下老=シ、老=ラ、乙=ソ、合=ファとなり
三下げの場合は、老=シ、乙=ラ、合=ソとなります
二揚げにおいては、曲調は律音階、琉球音階どちらもありますが
三下げにおいては、私が知る限り琉球音階のみです
これは私見ですが三下げにするメリットとして
三下げで琉球音階の曲を弾くとすると
中弦は中指のみ「中=ミ」で、女弦は人差し指「五=ソ」と小指「七=シ、八=ド」という、
指使いの容易さがあるのではないかと思います。
この指使いは手の形と指の運動上リズミカルに小気味良く動くような気がします。
そして男弦は解放音=合をソとしておいたほうがいろいろな音(四や中や工など)と合い何かと便利です。(余談ですが三線の「合」は、どんな音とも合うから「合」というそうです)
したがって三下げは琉球音階の時にのみ用いるのではないかと思います。(中弾きの琉球音階と三下げの琉球音階とではシの音を自由に動かす、つまり曲によってシの音をフラットさせるかさせないかという問題があるのではないでしょうか)
八重山うたにおいて二揚げは、情け唄の白眉です
二揚げ調の曲に多くの名曲が存在します
そしてこれも私見ですが、二揚げの時七=シは、曲によってさまざまなポジションがあるように感じられます
どの曲が七=シを低めに取るか、高めに取るかジャストに近く取るかは経験だと思いますが
明らかに七の勘所は一つではないと思います。
また使い分ける事によって曲調の違いを出せるように感じます
西洋音階に置き換えて考えると、中弦はかならずド(根音)になります
したがって
四=ド、上=レ、中=ミ、工=ファ、五=ソ、六=ラ、七=シ、八=ド(ここでは二揚げ、三下げでは尺はないと一応しておきましょう。つまり尺=工とします。)
となり、さらに男弦は
二揚げの場合、下老=シ、老=ラ、乙=ソ、合=ファとなり
三下げの場合は、老=シ、乙=ラ、合=ソとなります
二揚げにおいては、曲調は律音階、琉球音階どちらもありますが
三下げにおいては、私が知る限り琉球音階のみです
これは私見ですが三下げにするメリットとして
三下げで琉球音階の曲を弾くとすると
中弦は中指のみ「中=ミ」で、女弦は人差し指「五=ソ」と小指「七=シ、八=ド」という、
指使いの容易さがあるのではないかと思います。
この指使いは手の形と指の運動上リズミカルに小気味良く動くような気がします。
そして男弦は解放音=合をソとしておいたほうがいろいろな音(四や中や工など)と合い何かと便利です。(余談ですが三線の「合」は、どんな音とも合うから「合」というそうです)
したがって三下げは琉球音階の時にのみ用いるのではないかと思います。(中弾きの琉球音階と三下げの琉球音階とではシの音を自由に動かす、つまり曲によってシの音をフラットさせるかさせないかという問題があるのではないでしょうか)
八重山うたにおいて二揚げは、情け唄の白眉です
二揚げ調の曲に多くの名曲が存在します
そしてこれも私見ですが、二揚げの時七=シは、曲によってさまざまなポジションがあるように感じられます
どの曲が七=シを低めに取るか、高めに取るかジャストに近く取るかは経験だと思いますが
明らかに七の勘所は一つではないと思います。
また使い分ける事によって曲調の違いを出せるように感じます
Posted by コバ at 20:59
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