ゆがふ～通信

再来週に迫った、琉球民謡音楽協会主催の民謡コンクール
今回、笛の新人賞に挑戦します
歌・三線部門の最高賞から５年ぶりのコンクールで
新鮮かつやはり緊張するものです
逆に緊張しなければ、それはそのステージを軽く見ていることであるし
「舞台前の緊張が無くなったら役者としてお終いだ」と有名な歌舞伎役者さんがおっしゃっているように、緊張感は大切な感覚です
その緊張を楽しんでこようと思います

篠笛と同じ構造の沖縄の笛は、作りが単純で竹にただ穴を開けただけのもの
それ故音程作りが難しい
歌・三線の音源に併せて笛を吹く練習をしていると
音源と自分の笛の音の両方の音の間で不思議な空間が広がる
２つの音と音の真ん中に自分がいる、そしてその両方の音をしっかり聴こうとして
空間が立体的に鮮やかに感じられる
その空間の感覚が面白い

笛を練習していて歌・三線にもメリットを感じるのは
腹式呼吸をしっかりすること
音程に、よりシビアになること
斉唱や合奏の基本、相手に合わせる感覚を養うこと（他の器楽奏者や歌・三線奏者の気持ちがわかる）
息が長くなること
初心に返れる、等々メリットばかりです

最初は音が出なくてキツイけれども
やがては出るようになる、何事も努力だなあと思いました

さあ、本番まであと２週間とちょっと
ラストスパートです