2007年05月15日

面受そしてリーダー作り

先月のリーダー会議からわずか2週間
大工先生の札幌稽古があった
このように短いスパンで直接指導を受けたり
稽古をつけているところを横で見ていると
本当に面受の重要性がわかる
工工四だの声楽譜だの音源だのとそんなことは関係なくなってくる
「師匠が歌う、弟子がそれを真似する」ただそれだけ
簡単な構図なのだ
そしてそれが唄を継ぐことの本質なのだ
やしが(しかし)悲しいかな、毎週のように研究所に通って面受を受けられない地方弟子は
数少ない機会の面受しかないのだ
そして音源に頼るしかないのだ

嘆きは別にして
面受はすべてを解決してくれる
そして八重山うたへの深い広い世界へと誘導してくれる
ゆえに出来うる限り沖縄の師匠の下に通ったり札幌に師匠をお呼びしたりして、面受の機会は増やそう、地方弟子である北海道会員のみんなも出来る限り沖縄に行って直接指導を受けよう
そしてそれら地方の弟子たちをまとめ少しでも唄・三線の稽古の手助けをするのにリーダーの存在がある

ここで地方の弟子たちをまとめるリーダーについて考えてみると
いかに師匠と地方の弟子たちとの唄と心のパイプを繋ぐために心血を注ぐかということになる
もちろんリーダーとなる人本人が、師匠と太いパイプを持ち、師匠の唄の系譜を真剣に継がなければならないだろう
そしてなによりも「己が為」ではなく「地方の弟子たちみんなの為」でなければならない
リーダーになるということは己がプライドを満たすのではなく
逆に小間使いのように世話役に徹することでもあるのだ
仲間みんなの為にあること

さっぽろ島うたの会も、これからはリーダー作りに積極的に取り組んで行こうと思っている
いろいろな経験を積んでリーダーに相応しい人材をドンドン輩出したい
さっぽろ島うたの会も12年の歴史がある
これからも多くの人に島うた、そして八重山うたの素晴らしいさ
学ぶことの喜びを共に享受していきたいと考えている
そして今、その仕組み、あり方もいろいろと考えている
そのためにも優秀なリーダーの輩出が望まれる


将来リーダーになっていこうとする人たちへ
「実るほど頭をたれる稲穂かな」
「利他の道すなわち自利の道」
くれぐれもプライド、慢心にはお互い気をつけよう
そして真剣に唄・三線に、そして人としての道に取り組んでいこう


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Posted by コバ at 13:27│Comments(0)教室
 
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