2006年10月22日

組踊鑑賞会

組踊鑑賞会
札幌から車で1時間にある相方の出身地でもある岩見沢市の市民会館大ホールで
重要無形文化財・組踊の特別鑑賞会があったので行って来ました

第1部は古典舞踊で老人踊「老人老女」(かぎやでぃ風)
若衆踊「若衆こてい節」、二才踊「下り口説」、女踊「天川」
第2部は組踊「護佐丸敵討(別名 二童敵討)」

地謡総勢7名、舞踊8名
ステージに組踊用の演台を組み、演台右横に2段のひな壇を組んで
1段目は太鼓、琴、胡弓、笛
2段目は唄・三線3名
ステージに地謡も登場しているので演奏がつぶさに観察できます

解説員による解説と字幕つきで、歌詞も台詞もとても判りやすい内容

それにしても一流の芸は凄い
踊も地謡もとても素晴らしかったです

コバも唄・三線をかじっている身
ステージ上手の地謡が気になって気になって
素晴らしい演奏に食い入るように見ていました
口の開け方、発声の様子、姿勢云々
組踊では唄・三線の一人ずつ独唱を聴く場面もあり
古典と八重山うたとの発声の仕方の違いをよく勉強する事が出来ました

第1部の古典舞踊は、古典舞踊の4つの形態(老人踊、若衆踊、二才踊、女踊)から一演目ずつという、判りやすく古典舞踊を紹介する演出
踊の説明のほか、途中演奏に用いる楽器の説明など沖縄芸能を知らない人にも判りやすくという配慮が観客の興味を引き出して好感が持てました。

第2部の組踊は日本人が好む敵討ちを題材にしたものなので、とっても面白くわくわくとしながら見ることが出来ました。竹富島の種子取祭でみた狂言を思い出しました。
生で見る迫力というか興奮というものがあります。
字幕付きというのも話を判りやすく興味深くした一因でしょう。
その字幕も台詞は共通語訳、歌詞は古典の工工四に書いてある古い日本の言葉(薩摩藩の侍が宮廷で何を歌っているか検閲したためという)。

北海道では、沖縄芸能を鑑賞する機会が内地より極端に少ないのです
今日は素晴らしい芸能をたっぷりと堪能しました。


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