スケートに学ぶ基本の大切さ

コバ

2006年11月21日 11:42

女子フィギアスケートのミキティこと安藤美姫の調子が良い
良いというより凄い
9ヶ月前のトリノオリンピックでは、絶不調の中にいたのに
今回のグランプリシリーズでは第1戦のアメリカ大会では1位(初優勝)
第4戦のフランス大会では2位になり
すでにグランプリファイナルへの出場権を獲得している

彼女の絶不調からの立ち上がりの理由は、難しい技を取り入れたり特別な事をしたのではなく
技術の基本に立ち返ったことだという

トリノの金メダリスト荒川静香が
基本に立ち返り基本を学びなおすことによって、すべての技術が向上し、
今回のオリンピックでの高得点につながったように
安藤美姫も基本に立ち返り基本をやり直したという
それによって安定した技術を身につけた
また、これまでの不調とプレッシャーの体験と、それを
克服したことが彼女の表現力の凄みへと昇華させた事はいうまでもない
さらに今回は難易度の高すぎる4回転ジャンプへのこだわりを封印し
3回転ジャンプに立ち返ったことも技術のアップと安定
ひいては高得点の獲得につながっているという


唄・三線にも当てはめることが出来る
どんなに難易度の高い曲をやっても、基本ができていなければ
しっかりとした歌にはならない、自己満足で終わってしまう
音程が悪ければ基本に立ち返り、節回しの複雑ではない1音を同じ音程で長く伸ばすような
三線の音と声楽譜がほとんど同じような
基本的な曲を練習することで音程矯正が出来る
また節回しが複雑ではないからテンポや発声により気を使うことも出来る
難易度の高い曲ばかりやることへのこだわりを捨て
今、基本曲に立ち返り基本に学ぶことは、逆にさらに先へと進むことでもあると思う

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